モモ王子と真夜中のお茶会

ヴァリエドールを作りたい主婦OLの徒然

あまおうとイチゴの寿命

実家の母から荷物が届きましたよ!

じゃん!

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あまおう!!

フルーツの好きな息子の為に送ってくれたのです。

いやぁ、やっぱり大きいですね。あまおう。

この頃家で買うのは さがほのか紅ほっぺの しかも小粒のやつなので、

それに比べるとでかいな!って感じです。

かじりつくと中まで真っ赤!「あかい まるい 大きい うまい あまおう」ですね

息子には1つは大きいので、切ってあげてたのですが、

盗み食いしまして(笑) 口の中苺で埋まってました。

ハムスターみたいだった。。

 

さて、イチゴを食べると、中学の地理の先生の言葉を思い出します。

それは、

「イチゴの品種の寿命は20年」

イチゴは種から増やすのではなく、苗が伸びて枝のように伸びた茎(ランナー)

で増えていくので、同一遺伝子でどんどん増えていく。

いわばクローンでどんどん増えるので、だんだんと遺伝子が劣化していき、

20年くらいで味がおちてしまう。

だからイチゴは品種をどんどん作り続けないといけないのだ!

という解説でした。

中学生の頃は先生スゲーとそのまま聞いていたんですけども、

はたしてそうなのか…?

 

クローンで増えるというと、桜、ソメイヨシノを思い出します。

イチゴよりも大昔からあるソメイヨシノですが、

新しく接ぎ木で増やした木なのに、花の付き方が悪くなったとか、

枝が貧弱になったとか、何か変わったという感じは受けません。

ソメイヨシノは毎年きれいな姿を見せてくれます。

とすれば、イチゴが20年で遺伝子劣化っていうのも、

実際そこまで変化ないのでは?と考えてしまうのです。

(専門家ではないので、本当に劣化してないとも言い切れないですが…)

 

現に調べてみたら、昔あった とよのか (なんと同い年!)も 女峰 も

生産量は減っていても、作っているところはあるよう。

需要があるということは、美味しくなくなってしまった訳ではなさそうです。

 

品種の交代が激しい理由として、

イチゴは比較的、品種改良がしやすいため、

新種ができやすい→前よりもおいしいイチゴができる。

→元々あった品種の人気がなくなる→淘汰されていく。

といった流れもあるよう。

 

実際、あまおう は とよのか よりも酸味が少ない品種のようで、

酸味が少ない分より甘さを感じやすいという改良がなされているようです。

後は消費者の味覚の変化もあるようですね。

この先、酸っぱいイチゴの人気が高まれば、

とよのかが復活する日もあるのかもしれません。

(酸っぱいのを求めるという理由があまり思いつきませんが…)

 

しかし、ランナーでどんどん同じイチゴを増やせるというのは、

品種改良をする方にとっては、魅力的な特性ですよね。

 

例えばとてもおいしいトマトができたとして、

その実から採れる、次の世代のトマトは、別の遺伝子が混ざっているので、

同じおいしさを引き継ぐとは限らない(引き継がないほうが多いかもしれない)

そしてトマトは1年で枯れてしまうので、

同じ苗から同じ味のトマトは収穫できない。

何度も何度も掛け合わせて、特性を定着させていく作業が必用なのに対し、

 

イチゴは、おいしいイチゴの品種が出来たら

その株をランナーで増やしていけば、またおいしいイチゴが手に入る。

効率も成功率も全然違うなぁと…

 

まぁ、こうやってパソコンの前で私が考えているのと、

現実は全く違うと思うので、どんな野菜や果物にも、

一つの品種の裏には大勢の人の努力があるんだとかみしめながら、

明日も届いたイチゴをおいしく丸かじろうかなと思います。

 


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調べていったら、イチゴ種子繁殖型品種として、新品種「よつぼし」

というのがでているようです。

今のランナーで増やすイチゴとは違い、種で特性を固定できた品種。

確かに品種改良では、ランナーは役に立ちますが、

いざ育てるとなると、ランナーで増やすのは時間がかかるので、

種を蒔けるのであれば、そちらのほうが効率的ですよね。

もしかしたら、軌道に乗ったら一気に生産量が増えるかも!?

店頭で見かけるようになったら、ちょっと食べてみたいかもと思いました。 


よつぼし 約350g 1パック 化粧箱入り 長野県産

↑ネットではもう販売されてるようですな。。

 

 

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